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平成30年度 事業報告書(別紙)

社会福祉法人 晃宝会(30年度)

 平成30年度の目標『思いやり・支え合う』ことにより、今までの晃宝会の歴史を大切にしつつ、さらにステップアップ「温故知新」 の気持ちで職員が心をひとつにして過ごした一年間でした。施設、在宅にかかわらずノーマライゼーションの理念に基づき、物理的 心理的障壁を可能な限り取り除き、暮らしやすい地域包括ケアシステムの構築に努めてまいりました。
 介護や支援はすべての人にとって自分自身の問題であり、皆が安心して生活していくためにも、皆の権利や自由が保障され、 一人ひとりの尊厳を尊重する社会の実現を目指すべく、各事業所とも精一杯努めました。各職種それぞれが適正な水準の維持に努め、 安定した経営の下、チーム力を維持し、離職防止や復職支援にも目をむけ働きやすい職場をめざし、勤務環境の改善に努めています。 ケアプランでは施設・在宅にかかわらずご本人ご家族と十分協議を行い、ご本人の性格や考え方、人生の歴史をかんがみ、 状況に応じて判断を行う姿勢を大切にしてまいりました。
 「AED」を含めた内部研修を全職員が受講するなど、知識や技術の習得も積極的に行いました。又、倫理、コミュニケーション について学ぶ機会も設け、日頃のご利用者とのコミュニケーションの中にも一人ひとりの人生観や生活観、死生観などを垣間見える ことができ、その小さな発信を大事に受け止め、まごころで寄り添い続けたいと願ってきました。心理学や哲学にも興味をもち、 職場以外でも、ボランティア活動、地域活動、文化、芸術、音楽、スポーツを通して多様な人々との交流、人としての器を広げて行く ことも重要であると考え、自他により育成された職員のチーム体制づくりを進めてまいりました。
 ご家族との信頼関係の構築や維持においても、情報伝達のみならず専門家としての立場に責任をもち、わかりやすく説明することが求められます。 最大限にご利用者の尊厳を尊重し、その上でご家族と共に最良のお看取りができる施設をめざして努めてまいりました。
 個人情報保護については細心の注意を払い、情報公開についても各事業所においても同様に努めてまいりました。事故に関して は特別な個々の事例として扱うのではなく、小さな事故やヒヤリハットも根本的原因となる課題がひそんでいないかという探求心と 正しい判断力をもって常に改善する姿勢でのぞみました。
 晃宝会の地域貢献事業である『オレンジカフェ(認知症カフェ)すいもん』では、誰でも気軽に集えるサロンとして、 つながり作りをスタッフやボランテイアの方々、地域住民の皆様と共に進めています。つながりをつくることにより暮らしを守り、 対話と学びの機会を積極的に設け、笑い声のたえないオレンジカフェを目指しております。様々な事業を通して、 今後も地域共生社会の構築に努めるための基礎作りの年度であると考え、引き続き進めてまいります。
  ※別紙1参照(H30年度 主な環境改善内容) P.21

理事長 松村 圭祐

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特別養護老人ホーム あじさい園

法人目標 『思いやり・支え合う』について

関わりをもつ人に対して、どのように関わり合えば気持ちが通じ合うのか、共感できるのかを考え、 相手の立場に立ったケアを心がけ支援してまいりました。 日々職員同士が互いに思いやりの心をもち、感謝の気持ちを態度で表現して居心地の良い職場環境作りに努めました。

パーソンセンタードケアのために

・ご利用者の自尊心を傷つけない様に、現在の身体機能を持続できるように無理のない支援を行うように努めました。

過ごしやすい空間に

・自然の光で明るく風通しを良くして、清潔で安心してどなたにも気持ちよく過ごして頂ける環境作りに努めました。
・笑顔で気持ちのよい挨拶、丁寧でやさしい言葉かけを行いました。
・ご利用者には、いつも、その人らしい美しいお姿で過ごして頂けるよう、努めました。

『職員』という環境を整えるために

・人材育成においては、外部研修への参加において、新しい技術と外の空気に触れる事で専門的知識や技術の レベルアップを目指し、職員一人ひとりのスキルアップに努めました。
・施設内研修を開催し、職員全体の専門的知識や技術のレベルアップを目指しつつ、全職員が目配り・気配り・心配り を意識して相手の気持ちになり、相手の立場になって考え行動する様に努めました。
・年間目標だけではなく、職員全員が達成出来る3ヶ月間の目標を作成し、毎月の達成状況の把握を行いました。
・介護ロボット(HAL)を運用し、職員の腰部負荷低減、前傾姿勢・中腰姿勢の維持、体幹アシスト等の利点を 有効に活用する目的で導入しましたが、使用前の準備の煩雑さや正しくアシストせずエラーになるなど様々な 理由から使用頻度が減少しました。新たにスライディングボードを導入し、全職員が使用できるよう啓蒙し、 ご利用者にも職員にも負担が少なく、優しい介助を目指しました。

安心して過ごして頂くために

【感染症対策】
・昨冬、世間ではインフルエンザウイルスが猛威を振るっていましたが、スタンダードプリコーションの実施や、 職員の感染症予防に対する意識づけが功を奏し、施設内に持ち込むことはなく、どなたにも感染者が出ることなく過ごす事が出来ました。
・各トイレの汚物ゴミ箱を設置していますが、ビニール袋の設置など工夫をし汚れたら、すぐに交換出来るように清潔保持に努めました。
・次年度からは、インフルエンザ・ノロウイルスなどの季節感染症の勉強会については、研修担当感染症委員会が連携 を図りながら、法人全体で基本的な知識の共有をしておくことで各部署に意識が浸透し、迅速かつ的確な感染症対策が できるのではないかと思っています。
【事故防止対策】
・年間事故報告件数92件。昨年度(57件)と比較して、件数は35件増加。 転倒事故が21件と最も多く、同じご利用者の事故が複数回発生しています。対策として、センサー導入のみならず、 居室の環境づくり、タンス・ベッド等のレイアウトの検討等、ご利用者にとって生活しやすい動線を工夫しております。 また、今年度は新規入所者が相次いで転倒等で骨折される事故があり、その後は新規ご利用者に対する事故リスクと 予防策の検討を受け入れ時より実施し、予防対策について情報共有しています。 2番目に多い、内出血16件については、介護職員の不注意で起きたものが多かったように感じます。 丁寧な介助、介護方法の見直し(複数人での介助、スライディングボードの使用など)で、ご利用者にも職員にも 優しい介助を目指す必要があります。誤薬事故防止対策として、必ず名前・顔の確認を行いながら服薬介助をする よう徹底しました。事故が多発する時間帯は、7時、10時、15時、18時で、離床・移動介助、入浴、臥床介助の時間帯に 該当します。食堂では必ず2人体制で見守りをするようにしていますが、ご利用者のトイレ介助などで職員が1名離れてしまうことも あり、手薄になることもあるため、看護職員やショート職員に声をかけて協力を得る等連携しながら対応することが不可欠です。 事故が起きてから対策を講じるのではなく、事故リスクがあるご利用者に対し、いかに予測を立てられるかということに 職員の意識をシフトしていくことが、事故件数削減の鍵となると思います。 (事故データ、外傷報告、ヒヤリハットについては資料参照。)
【苦情対応について】
苦情相談受付総件数は4件で、内訳は、ショートから特養入所者への配慮について1件、備品の不具合について1件、 環境整備について1件で、職員の対応について1件でした。(詳細は別紙参照)
1件目は、ショートステイを長らく利用された後に特養入所され、特養になかなかなじめず寂しい思いをされている ご利用者ご本人から涙ながらの申し出がありました。併設ショートから特養入所について、ご本人にとっては環境変化に 順応することが難しいケースがあり、ご利用者本位の柔軟な対応が求められます。2件目の備品の不具合については、 居室タンスの故障により、ご家族様にご迷惑をおかけしました。入所準備の時に備品について、より十分に確認しておく 必要があると反省いたします。3件目の環境整備に関しては、エアコン清掃に対するご指摘でした。
年2回の家族会園内清掃でフィルター清掃を行っていただいていましたが、よりよい環境づくりのため、 業者によるエアコン室内機内部の清掃を検討し実施するきっかけとなりました。4件目の職員の対応については、 移乗介助方法についてのご指摘でした。ご本人のペースに合わせて、持てる能力を活かして介助を行うことは、基本中の基本です。 職員は、ご利用者からもご家族からも、介護の専門家として信頼してお任せいただいている、ということを再認識し、 初心に立ち返って介護技術を研鑽してまいります。
【職員の健康管理について】
各自の体調変化に気を配り、職員同士が助け合いお互いに働きやすい環境作りに取り組みました。必要に応じて休んでもらい 体調を整える様、職員同士が「お互い様」の気持ちを持ちフォローし合いました。
【ストレス対策について】
職員が現在抱えているストレスに対する、ストレスチェック及び面談を行っています。重度のストレスを抱えて働いてくれて いる職員に対しては、医師に面談指導ができる環境を整えています。
・ご利用者の状況にあった器具の提案や提供をタイムリーにおこないました。
・食事に関しては、ご利用者の状況に応じて(食事形態)の変更を行い、食事提供がタイムリーに安心して食事が行えるように 安全に努めました。

稼働率について

・ご利用者の体調管理と事故予防対策に努め、次期入所者検討の効率化に取り組みましたが、昨年度より引き続き、 看取りによる退所や、長期入院と入院後の退所者が多く、年間離床者数平均が50.52人、年間平均稼働率は93.5%となりました。

経費節減を目指した取り組み

・エアコンや電灯などの、こまめなスイッチオフと適正使用を行い節減に努めました。
・備品を丁寧に取り扱うと共に必要な物はタイムリーに取り入れる様に努めました。
・洗剤等消耗品の適量発注と商品見直し、無駄のない使用を行いました。
・節水を心がけました。
・ご利用者に気持ちよくお過ごし頂くことを大前提に、オムツ・リネン等の効率的な使用を考え、 その方に合った物を使用して頂ける様に努めました。
 ※別紙2参照(H30年度年間行事報告書 特養・ショートステイ) P.22
 ※別紙3参照(特別養護老人ホーム あじさい園利用状況) P.23
 ※別紙4参照(平成30年度事故状況報告) P.25
 ※別紙5参照(平成30年度 特養 苦情相談対応報告書) P.27

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ショートステイ

法人目標 「思いやり・支えあう」について 利用者の皆様が楽しく、落ち着いて過ごして頂ける環境を目指し、積極的にコミュニケーションを図り、 ご利用者の思いや、要望に寄り添えるように努めて参りました。
また、「私たちは常に相手の立場にたち、思いやりと笑顔を忘れません」と晃宝会の運営理念にも 「思いやり」と言う言葉があるように、ご利用者・ご家族の立場にたち、思いや要望に出来る限り 応えられるように職員同士支えあい取り組んで参りました。時には厳しいご指摘もありましたが、 それ以上の温かいお言葉も頂き、目標に対しての達成感もあったのではないかと感じています。

サービス提供について

帰宅困難者や地域の方々などの積極的な受け入れを継続して行う事で、信用、信頼していただけ、 年間を通して安定した稼働率の維持を目指していましたが、長期利用のご利用者が事情により退所 された時など、安定した稼働率の維持ができず反省点があると考えています。
今後は、バランスのとれた受け入れを行う事で、皆様に信頼され、満足して頂けるショートステイ であり続けられるように努力していきたいと思います。

事故について

事故総件数はH30年4月〜H31年3月末まで28件発生しており、外傷発見は7件ありました。 ヒヤリハット総件数はH30年4月〜H31年3月末まで16件の報告がありました。
事故や、ヒヤリハットに対する検証や再発防止策については都度、事故防委員会を主とし、 検討・実施を行っております。また会議でも再度報告し、情報共有を行っています。

感染症について

今年度は冬季の風邪の流行や、大きな被害にはなりませんでしたが、インフルエンザの発症も ありませんでした。また季節の変わり目等で体調を崩されるご利用者や、職員自身の疲労もあり、 体調管理が不十分で欠勤が見られた。
感染症対策については、前年度よりの取り組みを行っている入所前の体温測定を送迎時に行い、 異常の早期発見と、園に持ち込まないようにする。また事情により利用を受け入れる際にも、 事前に把握することにより感染予防に繋がっていると思います。また年間を通じて、 感染症委員を主体として、感染症の勉強会やスタンダード・プリコーションの重要性を職員に 周知徹底を行い、全職員が迅速な初期対応出来る様にスキルアップに努めてまいりました。

苦情・相談について

苦情・相談受付総件数はH30年4月〜H31年3月で1件でした。
面接時の説明を丁寧に行ってきたことや、こまめにご家族や、ご利用者とコミュニケーションを図り、 要望や訴えにチームとして取り組んできた結果でもありますが寄せられた内容には真摯に受け止め 改善に努めてまいりました。又、声に出されない不安や意見についても気配りを行ってまいりました。
 ※別紙6参照(ショートステイ年間利用稼働率) P.29
 ※別紙7参照(平成30年度 ショートステイ事故状況報告書) P.30
 ※別紙8参照(平成30年度 ショートステイ 苦情相談対応報告書) P.31

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医 務 室

法人の基本理念、運営理念を念頭におき、H30年度法人目標である「思いやり・支えあう」に取り組ませて頂きました。
特養入所の基準が、要介護3以上となり、医療的依存度の高い高齢の利用者が増加し、病気と共存しながら生きて と共存しながらも、心は病まずにいられるように、病気に関しては、24時間365日嘱託医がサポートして下さるので、 看護師は、ご利用者の生活を支えてくれている介護士と連携をとり、早期に発見、迅速な対応ができました。 精神面については、医務室内からの見守りではなく、居室に足を運び、ホールに出、ご利用者に寄り添い、 お話や訴えを傾聴させて頂きました。また、ご利用者には、敬意と思いやりを忘れず笑顔で対応させて頂きました。 また、外部研修、施設内研修にも積極的に参加し、知識を深め、職員間のコミュニケーションをはかり情報交換し、 皆が同じ支援を行えるように努力してまいりました。
感染症予防について
委員会を中心に勉強を重ね、「職員が、感染症の媒介者にならない!」と周知徹底、自己健康管理、予防に努めることにより、 園内の感染症蔓延を防ぐことが出来ました。
事故防止対策について
事故等発生に対し、対策案を実施するが、同じご利用者の怪我、異食等が続いた。職員一同が「○○かもしれない」と 常に先を読み、危険予測を職員に周知徹底し、事故防止に努めていかなくてはならない。
褥瘡予防について
看護師、介護士が協力し、定時体位変換、ポジショニング、皮膚状態の観察に加え、管理栄養士による栄養アセスメント を取り入れ、褥瘡の発症を防ぐことができました。
ターミナルケアについて
今までの経験をもとに、意見を出し合い、最期まで、その人らしく生活できるよう、苦痛を除去し、安全安楽に努め、 家族様の揺れ動く気持ちにも寄り添い、スタッフの精神的、肉体的な不安を相談しやすい環境を整えてまいりました。

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歯 科 衛 生 士

歯科衛生士常勤1名、非常勤3名の体制で全事業所のご利用者の口腔ケアに直接関わり、他職種へのアドバイス、 歯科医師との連携により、健康な口腔環境を継続できるようチームケアをしっかり行いました。< う蝕や歯周病への対応だけでなく、義歯の専門的管理、扱い方や手入れの指導助言、生活の質を大きく左右する、 おいしく食べる、楽しくおしゃべりする、口の働きを維持するために大切な唾液を守ることを目標に、 嚥下機能を保持するための歌・舌体操・DVDによる口腔体操などの口腔リハビリテーションを、 毎日多職種と連携して行いました。
また、困難事例とされる、改善のみられない方、本人の意思の確認できない方、拒否により介入できない方、 口臭のある方、口があかない方、認知症によりコミュニケーションの困難な方、服薬による唾液分泌低下の方、 生活習慣病との因果関係、経管栄養の方にも歯科医師、栄養士、看護師、相談員、介護職員と連携をとり、 今年度の目標である「思いやり 支え合う」の気持ちを大切に関わり、その人らしく安心してお過ごしい ただけるよう努めました。又、奈良県老施協等で研修会での講師もつとめました。

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デイサービスセンター あじさい園

◇法人目標「思いやり支え合う」について
デイサービスでは暖かな居場所作りを心掛けました。「ここに来るとホッとする」そのような空間です。 私たちはご利用者やご家族、そして仲間に対し愛と信頼を築き、ご利用者の問題も自分や家族の問題と受け 止めてきました。悩み事やご意見には耳を傾け、解決する努力をしています。家庭環境もそれぞれですが 様々なケースに目を向け、積極的に声を掛け合っていく事が大切だと感じました。今後も思いやりと笑顔を忘れず、 「感謝」を大切にしたいと思います。
◇30年度は昨年度に比べ利用者数は上昇しました。29年度総利用者数は6576名でしたが30年度は6633名となりました。 不定期利用のご利用者や、ショートステイ併用の方も多くおられます。出来るだけ多くのニーズに対応できるよう努力してきました。 山間部でのサービス提供では送迎に時間がかかり、一番遠い邑地町は往復1時間程かかっています。
そういった事から利用曜日によっては、送迎困難な場所もあり受け入れに制限がかかってしまう事が課題となっています。 引き続き、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター等と連携を図り、地域貢献・情報発信に努めたいと考えています。
◇事故報告 
事故:12件
(転倒事故5件 車両事故2件 徘徊1件 怪我1件 車椅子脱輪1件 その他2件)
昨年度より事故の数は多くなりました。環境や利用者様本人に起因するものもありましたが、 事故後は早急に職員同士話合い改善に努めました。
転倒事故や徘徊等に関しては、ご利用者の状態をよく観察・理解する事を再確認しました。 今後も適時勉強会等行い、安全に安心した介護が提供出来るよう勉強会を積極的に取り入れていきたいと思います。
◇アンケート結果(回答者31名)  ※別紙参照
前回までのアンケートはご家族より分かりにくいと言う声もあったので、形式を変更しまた項目も増やしました。 支払い方法などについての意見も聞くことができました。
今後のサービス向上に活かしていきます。
 ※別紙9参照(平成年度行事報告 デイサービス) P.32
 ※別紙10参照(30年度 デイサービス 利用者総合計・平均・稼働率) P.33
 ※別紙11参照(30年度 デイサービスアンケート調査) P.34

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居宅支援事業所 あじさい園

 法人目標「思いやり支え合う」について
ケアプランを作成、実行、評価するにあたってご利用者、ご家族が望む暮らしが実現できるように ケアマネジャーは寄り添い、信頼関係を育み、尊厳、敬意をもって援助支援にあたってきました。 個々のケースが異なり途中で支援が思うようにいかないことやご本人、ご家族、サービス事業所職員と 何度も確認、話合って調整することもありましたがその際にも相手の思いやり、 決して一人で仕事をしているのではなく各サービス事業所、医療機関、地域が連携して一人の利用者を 支え合っているのだということを忘れずに業務することができたと思います。
平成30年度を振り返って
平成30年度の居宅件数は810件、予防委託件数75件、総合計885件で月平均が居宅件数67.5件、 予防委託件数6.2件でした。昨年に比べて居宅件数は45件、予防委託件数は70件増加しています。 次年度におきましても法令を遵守し安定した居宅件数が確保できるように進めたいと思います。
総評としては、新規のケースでもガン末期や医療依存の高いケース、病院入院してもすぐに退院し 在宅復帰が迫るケースやサービスを先行していかなければいけないケース、一人暮らしでご家族との 連絡調整が難しいケースなどが増えています。在宅の利用者だけでなく、同法人のケアハウスの入居者 の支援に対しても高齢化が進み要介護認定を受けている方も多く、突発事故や急な体調変化でサービス変更 や医療への連絡調整、介護度の見直しを必要とするケースが増えています、特に、訪問介護事業所を利用する 方が多いですが地域的なことや人材不足を理由に頻回訪問の調整が上手くいかなかったり新規の段階で 訪問を断られることもあり、今後、身体介護を含めた訪問介護のニーズに対しても柔軟に対応できるよう にしていくことが急務だと感じています。

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ケアハウス あじさい園

法人目標 「思いやり 支え合う」について
 私達職員は、ご利用者第一に物事を考え、思いやりと笑顔で接し、安心して心穏やかに生活 して頂けるよう努めてまいりました。  又、職員間では、他部署とも連携を図り、情報を共有し、コミュニケーションを取りながら、 心のこもったサービスが提供できるよう、お互いに協力し合いました。  ご利用者より「いつも頼りにしている。」と言って頂くと心の励みになり、ご利用者と職員、 また職員同士お互いに心を通い合わせ支えあっているのだと実感しました。
平成30年度を振り返って
 平成30年度の利用状況は、新入居者9名、退居者7名で、月平均入居者は26.9名でした。 又、平均年齢88・6歳、平均介護度は1.33でした。
 ご利用者9名のうち2名の方は、在籍期間が1〜3ヶ月と短く、入れ替わりが早かったのが印象的でした。
 退居者7名のうち4名の方は特養へ入所され、2名の方は入院先病院でお亡くなりになられました。
 感染症については皆様のご協力のおかげで、ご利用者は誰一人インフルエンザに感染された方はおられませんでした。
 日々のレクリエーションについては、毎月の定期行事以外に、随時脳トレーニングや体操に自主的にご参加くださり、 心身共に活性化を図る事が出来ました。
又、毎朝とリフレッシュタイムのラジオ体操や夕食前の口腔体操も定着し、皆さん一緒に取り 組んで下さっています。
 又、5月より当園で初の試みの温冷配膳車の導入にて、適温料理の提供が実現し、 ご利用者の皆様にとても喜んで頂いています。
 これからも皆様が心穏やかに笑顔でお過ごし頂けますよう努めてまいります。
 ※別紙12参照(平成30年度年間行事報告 ケアハウス) P.36
 ※別紙13参照(ケアハウス入居者の状況) P.37

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グループホーム 

平成30年度を振り返って
法人目標 「思いやり支え合う」について
 一人ひとりがスキルアップを目指し責任を持ちながら、日々の業務に取り組んでおります。 職員同士の和やかなコミュニケーションを大切にしつつ慣れ合いにならず、緊張感を持ちながら 「思いやり、支え合う」その言葉を大切に胸に刻み風通しのよい職場作りを行うことで、 よりご利用者やそのご家族にとって安心感のある場となることを今後も実践していきたいと思います。
運営推進会議について
 30年度も2ヶ月に1回、第2火曜日に開催し地域の方やご利用者のご家族の方々にごご出席いただき 「認知症について」「一次救命処置、AEDの使い方」の研修を行い和やかな雰囲気の中、有意義な勉強会となりました。
また、初めてオレンジカフェすいもんでの開催を実施し、そこでも多くの方にご参加いただき弁護士の 水丸貴美子先生による「高齢者に関する弁護士との関わり」の講演は高齢化がすすむ田原地区にとっても 課題であり地域の方にも大きな反響を呼びました。
歯科との連携について
 週に1度歯科衛生士の訪問による口腔ケアを行い、訪問日以外でも都度連携相談を行い、 ご利用者の歯の健康、ケアに努め食事を安全に美味しく、食の楽しみを感じていただけるように努めました。
職員の資質向上とよりよいグループホーム
 30年度は新人職員2名が加わり新人〜中堅〜ベテランと幅広い職員がそれぞれの個性や経験値を生かして、 ご利用者の生活のお手伝いをさせていただいており、チームワークを大切に様々な意見を出し合い 試行錯誤を繰り返しながら、職員全員でいい仕事をしようと日々奮闘中です。
日々のくらし余暇活動について
 介護度の高い方、そうでない方それぞれおられますが、ご利用者の「介護度」だけに焦点をあてるのではなく、 人と人との出会いの場として、健康で過ごしておられる事、事故のない事、いつも「ありがとう」と言って下さる事、 笑顔など、「普通の日常」に感謝しながら「普通の生活」をよりよくしていく事、「身なりをきちんと整えよう」 「天気がいいから外に出ましょう」「もっとお掃除に力を入れきれいにしよう」などの声を上げる事ができました。
また、グループホームに機械浴を導入して下さった事により、職員が特養にまでご利用者をお連れする負担も減り、 気持ちや業務にもゆとりができました。
※別紙14参照(グループホーム 入居状況・行事運営) P.38

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管理栄養士・調理師

法人目標 「思いやり支えあう」について
 一日3回の食事作りに携わる私たちはご利用者が快適な生活を送るためのお手伝いを行い、一人ひとりの異なるニーズ に答えられるよう努めました。縁の下の力持ちとして、食事というご利用者の生活の一部を支えることができたのでは ないかと思います。また、働きやすい職場作りのために職員同士の思いやりや支え合いを念頭に置いて日々を過ごしました。
30年度を振り返って
・食事提供について
 ご利用者にとって楽しみの一つでもある食事を、安全・安心でおいしく、彩りのよい食事を提供するように努めました。
前年度の実施献立を基にし、旬の食材を取り入れた献立の作成やご利用者の摂食意欲がわくような盛り付けを行いました。 温かい物は温かく、冷たい物は冷たく食していただくように、適温適時を可能な限り心掛け、食事を提供しました。 6月にはケアハウスに温冷配膳車を導入し、今までより適温での配膳ができるようになり、 ご利用者の方々に喜んで頂けるようになりました。
 多職種協同でご利用者の身体状況や摂取状況に応じて、食事内容や栄養補助食品の提供などを検討し、 状態の維持・改善に努めました。
 月一回、給食会議、厨房会議を開き、より充実した食事やサービスを提供できるよう努めました。
安全な食事、衛生管理について
 調理従事者個々の事故に対する意識を高め、ケアレスミスによる事故(異物混入、配膳ミス、他)をゼロに 近づける対策を講じ、再発防止に努めました。
 食中毒や感染症の防止のため、日々衛生管理や体調管理を行い、今年度も食中毒等を発生させずに過ごすことができました。  しかしながら、件数は減っているとはいえども、異物混入などの報告があり、これからも注意して作業を 行っていかなければならないと痛感しました。またそのような報告があれば、厨房内で調査・検証し、給食会議にて 各部署にフィードバックする体制を継続しました。
 災害時に備え、非常食・水の確保を行い、期限が近いものは食べやすいように調理し、ご利用者に提供を行いました。

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ニコニコタクシー(介護輸送サービス)

安全運転に心がけ、事故の無いサービスの提供を心がけました。急なご依頼に対しても柔軟に対応いたしました。 ご利用者・ご家族・地域の皆さまや関係機関との信頼関係の継続や構築に力を注ぎ、思いやりのある対応を常に心がけました。 これからも地域の足となり、利用者の皆さまが地域で安心してお暮し頂けるよう、安全第一を心に刻み、 ご利用者との信頼関係を築いてまいります。
 利用者様、お一人おひとりに安心してご利用いただけるようご利用者の尊厳を守り、お気持ちに寄り添い、 笑顔での挨拶、優しい言葉遣い、敬語の徹底と接遇に気を付け、『思いやり 支え合う』を念頭に、 サービスの提供に努めさせていただきました。移動サービスの提供のみならず、介護支援専門員、介護職、 医療機関、看護師等多職種と連携をとり、安心安全な生活を送って頂けるよう心がけました。

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訪問看護ステーション いちご

《 法人目標 「思いやり・支えあう」について 》
訪問看護師として、ご利用者の心に寄り添い、“いつもとの違い”に気づくアンテナを張り巡らせながら看護上 の問題点を把握し、個々に合わせた介入方法で看護を提供させていただきました。
環境調整
ご利用者の意思を尊重しつつ、温度、光、臭い、プライバシー(扉やカーテン)、トイレなどの水回りをチェック させていただき、ベッド上や周囲の整頓にて、事故や褥瘡予防、感染予防に留意した環境で、快適な日常生活となるよう調整しました。
食事
個別性に応じた食事の工夫があるため、疾患別の食事の理解や改善策を考え、必要時はアドバイスをさせていただきました。
排泄
排泄のアセスメントと援助、オムツ交換、摘便等、ご利用者の立場になって、プライバシーに配慮しました。
活動と休息
車椅子や歩行器の不具合の有無をチェックし、安全を重視しながら関節拘縮の予防や指導を行い、リハビリによる 日常生活活動の訓練を行いました。また、身の回りにある物品を使用した良肢位の保持、工夫、そして、 環境を整えて睡眠の質を高める援助をしました。
清潔と衣生活
入浴時の援助、陰部ケア、個別性に応じた部位浴(手浴や足浴)、残存機能を活用した更衣の援助等、 無気力や依存心を助長することのないよう、生活意欲を高める働きかけを大切にしました。
相談と支援
ご利用者の健康状態や介護状況を把握し、生活リズムの調整方法やアドバイス、事故防止に対する提案、 内服薬や外用薬の管理について支援させていただきました。 ご家族の心身の健康状態も、職員からの情報や、実際の会話から聞きとり、感じとり、日常の健康相談、 介護の悩み、不安やストレス、医療・福祉に関するサービス資源の相談等にも対応させていただきました。
特別な処置と管理
在宅酸素療法の使用方法やチューブ類の管理、褥瘡や創傷の処置、点滴、ターミナルケアがありました。 ターミナルケアについては、食事摂取が困難になった時点で点滴開始できるよう、事前に点滴指示をもらって いたことで、直ぐに対応ができました。医師、看護師、介護職員との連携で、支え合いながらケアや処置が行え、 苦痛の緩和に努めながら、ご家族にも納得して頂ける看護ができました。
『思いやり、支え合う』について
ご利用者、ご家族、多職種の職員等、様々な人が関わり合う環境は、時に意見の相違が生じますが、 自身の価値観ではなく、共通目標であるご利用者の利益を第一に考えることで、答えに近づくことができると思います。 目的を再確認し、積極的かつ冷静なコミュニケーションで理解を深め、知識と技術に富んだ柔軟性のあるサービス提供 を行うことで、訪問看護ステーションが誠実で豊かな地域資源として貢献できる存在になるのだと学ばせていただきました。 また、和の心(思いやり)や調和(ハーモニー)を意識した対応は心に響き、お互いに支え合える関係にも繋がり、 風通しの良い組織風土が生まれると感じました。
そして、ご利用者やご家族の笑顔や「ありがとう」という表情や言葉に私たちが支えられていることに感謝し、 思いやりの気持ちと五感を使った看護で、今後も専門的な知識と優れた技術と気づきの感性を磨いていきたいと思います。
<月別訪問時間別訪問件数>

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オレンジカフェ すいもん

 人と人との“思いやり支え合う”つながりがやさしく広がった平成30年度となりました。 お客さまは「実家へ帰ってきたようだ。」「田舎の親せきに遊びに来たようだ。」と言われ、 ホッとひといき、ケーキとコーヒーを召し上がり、お庭を散歩され、満足して帰っていかれます。 又、めぐまれた環境で、パティシエール手作りの本格ケーキは身体にやさしく、心にもおいしさが広がります。 そして沢山のボランテイアさんにお世話になりました。しつらえのボランテイアさんにより床の間の掛け軸 、お花、リビングのお花は毎週すばらしく飾られます。広い庭の草引き、花の世話、木の剪定、庭の整備は、 スタッフとたくさんのボランテイアさんがして下さいます。
年間4〜5回開催の「朱光茶会」「あじさい茶会」「クリスマス茶会」「金つぎ茶会」などのお茶会は、 お茶の先生方によるボランテイア活動で、多くのお客さまを「カフェすいもん」ならではのおもてなしをする ことができ、又皆さまに大変好評でした。
ボランテイアさんのご縁により「京都綾小路の重要文化財・杉本家住宅」のグランドピアノをご寄付いただきました。 グランドピアノを設置するにあたり、改修も行いよりよい環境でコンサートを楽しんでいただけるようになりました。 月1回のピアノコンサートもグランドピアノで行うことになり、行事参加のお客さまも増えました。 手作り教室、三味線コンサート、三味線教室、包括職員による相談会、元気アップ教室、その他サークル活動や会議等、 地域住民の皆さまに広くご活用いただきました。

特別養護老人ホーム あじさい園宝

法人目標 『思いやり・支え合う』を振り返って
今年度の法人目標である『思いやり・支え合う』は、私たちが生活していく上で、なくてはならないものです。 あじさい園 宝でのひとつ屋根の下の生活では、皆がそれぞれに他者を思いやり支え合う気持ちが大切で、 その積み重ねが良い生活環境や職場環境を作ると考え、職員間の『思いやり・支え合う』関係づくりに努めました。 ご利用者ファーストの介護サービス提供を継続して実現するためには、職員の気持ちに余裕がなくてはなりません。 常に相手の立場に立って考える力を身に着けることで、仕事の能率が上がり結果として質の高いサービス提供に繋がりました。 年齢も経験も様々な職員同士がチームワークを発揮できるように、これからも『思いやり・支え合う』をずっと実践し続けたいと思います。
〇行事報告
地域の方々やボランティアの先生方にお力添えをいただき、昨年度も多くの行事を行うことができました。 特に「のこのこ喫茶」や「あじさいサロン」は、ボランティアや地域の方々が中心となって運営して下さり、 広く園を知っていただく良い機会になりました。運営推進会議や会議室の開放、ラジオ体操などの交流をより 一層深めて参ります。また「のこのこたより」の配布地域も2地域から11地域に増やし、あじさい園 宝を知っていただき、 足を運んでいただけるよう職員一同心を一つに運営してまいりました。
〇人材育成
今年度は、東部地域包括支援センターとの連携により、未来ケアカレッジの初任者研修を当園で開催いたしました。 法人内の職員も受講し、キャリアアップの機会となり、今後も勉強を続けたいと思うきっかけができたことが大きな 成果でした。今年度は、介護福祉士資格保有者が53%、実務者研修修了者が8.8%、初任者研修修了者が17.6%となり、 約8割の介護職員が専門資格を有するに至りました。今後も、職員ひとりひとりの目標設定を明確にし、 スキルアップを目指します。ご利用者に質の高いケアを提供するために、自分自身に今何が必要なのかを考え、 行動に移せる人材育成を目指します。
〇医務室より
平成30年度 年間法人目標である「思いやり・支え合う」に基づき、医務室一同で取り組みました。 ご利用者の安心した生活、思いに応えられるよう、一人ひとりに寄り添い傾聴し、積極的に介助に加わるように努めました。 またご家族の思い、意向にできるだけ沿った生活を送って頂くため、ご家族との日頃の会話を大切にし、 ケアプラン会議にも参加致しました。その情報を主治医と共有し、できるだけ希望に沿った健康管理が行える ように努力しました。
宝は、平成30年度 看取りケアを始めた年度でもありました。法人の「看取りケアに関する指針」に基づき、 ご利用者が安らかな最期をすごして頂けるために状態の把握に努め、身体的苦痛の緩和に対する処置や介護の工夫を行い、 精神的苦痛の緩和につながる対応を心がけました。看取りケアを初めて行う職員も多い中、携わる全職員でのチーム ケアができるよう、看取り期にあるご利用者の様子を共有し、職員の精神的な不安を相談しやすい環境を整えるように致しました。
〇栄養士、調理師の取り組み
今年度は、おやつバイキングを初めて実施し、ご利用者にお好きなスイーツを選んでいただくことで、 食べることの楽しみを改めて感じていただくことができました。食を通じて自己決定の機会を増やせたことも良かったです。 今後も定期的におやつバイキングや選択食を行いたいです。食事形態の個別対応にも、できる限りご利用者の意向を伺い ながら多職種が連携して対応しています。味や見た目に満足し、安全でおいしいお食事を召し上がっていただけるようになりました。 今後はさらに盛り付けや色合いを工夫し、より味も見た目も良い食事の提供を目指します。昨年度は、栄養ケアマネジメント に取り組むべく、準備を進めて参りました。今年度からご利用者お一人おひとりの健康状態やADL、趣向を反映しながら、 食べる楽しみをいつまでも持っていただけるような栄養ケアマネジメントを実践いたしました。
〇事故防止対策
ユニットケアの特性上、居室内での夜間の転倒事故報告が多いのが課題で、個室での夜間の過ごし方にも目配りが必要です。 ご利用者の残存能力を活かして、自立度高く生活できるよう支援させていただくのですが、自力で歩行されているご利用者 の中にも下肢筋力の低下が進んでいる方がおられます。特に立ち上がりの際の見守りや声掛けには十分に配慮していきたいと思います。 日々のリハビリテーションで、筋力の低下を防ぎ、事故防止を図るとともに、発生した事故を一件一件すぐに検証し、 再発防止対策を職員で話し合うことを繰り返してきました。事故報告書の記入についても、正確な情報を誰が読んでも 分かるように記入するということを周知徹底しました。常に情報を整理し、内容を共有することで、事故や外傷が起こって しまった場合にも、ご家族に正確に状況を説明し、ご理解いただけるように努めました。
〇感染症防止対策
インフルエンザ、感染性胃腸炎等の感染症の園内流行はありませんでした。看護師を中心にご利用者の日々の健康管理を しっかり行うとともに、感染源を持ち込まないよう、初期対応を徹底いたします。また、職員も自分の仕事に責任をもって 日頃の体調管理に注意を払い、万全の状態で勤務に当たれるように自己管理を徹底するように心掛けてきたことが少しずつ 成果として現れたと考えます。引き続き、年間通して感染症防止対策委員会を中心として、研修の機会をさらに増やし、 医療的な知識を深め、実践できるようにいたします。
〇苦情対応
ご利用者やご家族から職員の接遇に関するご意見を多くいただきました。残念ながら、特定の職員へのご意見が多いのが 現実です。忙しい時こそ、自分を客観的に見て冷静に接遇に当たることが大切です。職員同士、上下関係にとらわれること なく、ご利用者への言葉遣いや接し方に違和感を覚えた際には、互いに気を付け合えるような職場環境が望ましいと考えます。 いただいたご意見に真摯に向き合い、サービスの質の向上に繋げます。課題であった職員の喫煙に関しては、 奈良市禁煙おもてなし施設に登録したことを周知した結果、休憩時間に節度をもって喫煙する習慣が広がりました。 サービスを提供する職業にふさわしい清潔感と身だしなみを心がけ、勤務時間中の喫煙をできるだけ減らせるように努めました。
〇看取りケアを振り返って
今年度は、4名の方の看取りケアを行いました。嘱託医をはじめ他職種が連携を図り最期まであじさい園 宝で生活していただく ことが出来ました。看取りケア未経験の職員が多い中、穏やかに最期を迎えていただくことが出来ました。好きな飲み物を毎日 飲んでいただいたり、ご家族が毎日面会に来ていただいたり、それぞれの生活を最期まで維持できたと思います。今後も、 ご本人や家族様の意向に沿えるよう、小さなことでも職員が連携を図り、ケアしていきます。また、最期までその人らしく生活 できるように尊厳を守り支援いたしました。

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ショートステイ あじさい園宝

居宅介護支援事業所と連携しながら、在宅生活支援の一端を担えるよう事業運営に努めてきました。 居宅サービス計画書に基づき、個室・ユニット型の特徴を活かし、一人ひとりのニーズに応じた施設 サービス計画を作成し、出来る限り在宅生活に近い生活を送っていただくことを念頭に置いて、入浴、 排泄、食事の介護、相談及び援助、健康管理等のケアを行いました。 ご利用者のニーズは様々であり、初回面接時には身体状況の確認に加え、個別の細かな希望を聞き取り、 その人らしい生活の継続に努めました。自己実現に向けた個別ケアの充実を図れるよう、状態把握のために アセスメントシートを介護職、看護職、栄養職で共有し、身体状態の変化があった場合等は、主治医、 担当ケアマネジャー、ご家族への連絡を行い、密接な連携を図ることでご家族、ご本人の安心につなげました。
音楽療法、書道教室をはじめ、多彩な施設行事が楽しいというお声を沢山頂戴しており、利用期間中には積極的に 参加していただいています。プライバシーに配慮した居住空間で、家に近い暮らしを、見守り環境の下提供することで、 楽しみと安心を提供出来たものと考えています。年間を通じて入居を希望する長期利用者を受け入れつつ、 少しずつですが、定期利用者の増加につながってきています。ご利用者は施設近郊、奈良市春日飛鳥地域、 三笠地域、都南地域等からの利用がほとんどであり、来年度も地域包括ケアの流れの中で一翼を担い続けられるよう、 関係機関との連携を図っていきたい。職員数の課題から稼働率の安定的な上昇ができなかったことを反省し、 総力を挙げて、あじさい園宝での生活を希望される方の声に応えられるように努めたい。
 ※別紙15参照(平成30年度 行事報告 あじさい園宝) P.39
 ※別紙16参照(特別養護老人ホームあじさい園宝 入居状況) P.40
 ※別紙17参照(平成30年度事故状況報告書) P.42
 ※別紙18参照(平成30年度 あじさい園宝 苦情相談対応報告書) P.43