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平成29年度 事業報告書(別紙)

社会福祉法人 晃宝会(29年度)

 平成30年度の医療と介護報酬同時改定は、団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて、 国民一人ひとりが状態に応じた適切なサービスを受けられるようにすることを目的として行われます。 社会福祉法人晃宝会としても質の高い介護サービス提供に向けて努めてまいりました。 地域の要望や期待にどのような具体策を提案し実現できるのか。地域資源として、各々の事業所が、 その地域の中でどんな役割を担い続けられるのか。社会福祉法人としては、なすべきことを、短期・ 中期・長期計画をたて、展開・発展・変革していくことが重要であると考えられます。しかし世の中 の流れに敏感になりすぎて足元が揺らいではなりません。歴史ある落ち着いた奈良の地で、 伝統ある文化、人々の精神や信念、生き方、ここにしかない風土にしっかり寄り添うよう努めました。 一歩先に出る勇気と、立ち止まる勇気を共に持ち合わせ、職員連携・情報共有のもと、常に考え、 実行に努めました。
 多様なご利用者、ご家族の個性を尊重し、ニーズに早く気付き、目配りはもちろんのこと、 心配りと言葉かけを行い、丁寧に相互のコミュニケーションをはかり、尊敬の念を忘れず、 職員各々がそれぞれの職務に責任をもって運営に取り組みました。職員満足度調査(ES調査) では課題も見えています。その課題を法人として受けとめ、一人ひとりの職員がイキイキと ポジティブにチャレンジできるような晃宝会の風土作りに今後は力を注いでまいりたいと思います。
 平成29年度の法人のあらたな取り組みとしては、地域貢献事業として奈良市水門町に、 平成29年4月にオープンした『オレンジカフェすいもん』の運営は順調に進み、多くの方々との出会いや ご縁がありました。又、奈良県福祉・介護事業所認承制度については、特別養護老人ホーム (ショートステイを含む)あじさい園・あじさい園宝において「認承」を取得しました。 今年度より義務付けられた社会福祉充実計画(H29.4より5年間)についても、1年目として、 ほぼ計画通りに進めています。介護ロボット「ハル」は2台目を購入、職員の腰痛対策に力を入れています。 さらには、平成31年2月からのベトナム人技能実習生受け入れ事業を計画し、準備を進めています。
 南肘塚町あじさい園宝は開園して3年が経ち運営も順調に進み、予定通り平成29年度後半より オンブズマンを導入し、より質の高い地域に開かれた施設をめざし努力しています。 茗荷町あじさい園においては23年目を迎え、設備・建物の老朽化による修理・修繕・入れ替え等を積極的 に取り組み、ご利用者にご迷惑ご心配をおかけすることのないよう、又職員の働きやすい環境を整備する ためにも、早急にかつ慎重に行うよう努めてまいりました。法人全体、すなわち各事業所それぞれにおいて 一年を振り返った時、「ハートフル」に運営を行ってきたのではないかと考えます。 今後につながるよう基本理念に忠実でありたいと思います。
※別紙1参照(H29年度 主な環境改善内容) P.21

理事長 松村 圭祐

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特別養護老人ホーム あじさい園

法人目標 『ハートフル』について

時間に追われる日々の中、必要最低限の介護(排泄・食事・入浴)を行うことが精いっぱいで、 ご利用者お一人おひとりに向き合う時間をなかなか取る事が出来ず、反省させられる日も少なくは なかったように思います。 特別なことはできませんが、いつもの声掛けやスキンシップに優しさや思いやりを乗せ、 ご利用者の要望をささやかなことからでも叶えることができるよう、柔軟に検討しお応えできるよう に努めました。慌ただしい日常の中でも、お気持ちに寄り添い、訴えに対して素早く心を込めて対応 出来るよう努めました。

パーソンセンタードケアのために

・共同生活における制約を出来る限り少なくして、一人一人の生活のあり方やその人の想いに寄り添い 支援が出来るように努めました。
・看取りケアについては、24時間体制で職員が交代で訪室し、優しさや思いやりを乗せた個別ケアや 言葉かけをより丁寧に行い、最後の最後まで「その人らしく」過ごして頂けるようお手伝いいたしました。
・行事やレクレーションについては、季節感を楽しんで頂けるよう工夫し、外部ボランティア様 の力もお借りしつつ、バラエティーに富んだ企画を提供しました。

過ごしやすい空間に

・用務職員や家族会の皆様が綺麗に掃除していただいた事で、清潔感のある環境を持続する事が出来ました。
・朝・昼・夕と換気を行う事で気持ちのよい自然の風を通しました。ご利用者・職員ともにリフレッシュ することができ、感染症対策にもつながりました。

『職員』という環境を整えるために

・動きやすく通気性の良いあじさいカラーの制服にリニューアルし、気分も一新しました。 ご利用者やご家族からも、「きれいな色で雰囲気が華やかになった。」「かっこよくてキリット 引き締まった感じ。頼もしく見える。」とご好評をいただいております。
・ご利用者に負担がかからない範囲内で業務改善を検討し業務をスムーズに無駄なく効率的に行い、 できる限りご利用者に関わる時間を持てるよう努めました。
・介護ロボット(HAL)を導入し、職員の腰部負荷低減、前傾姿勢・中腰姿勢の維持、体幹アシスト 等の利点を有効に活用することで、介助動作時の身体的負担予防及び改善を目指しました。 取扱い業者のサポートを受けつつ、まず、夜勤職員の使用から始め、ロボットに身体を慣らしていく ことで活用できる場面や職員を増やしてゆき、より有効に利用できるよう取り組みました。
・人材育成においては、外部及び施設内研修において職員全体の専門的知識や技術のレベルアップを 目指しつつ、全職員が目配り・気配り・心配りを意識して相手の気持ちになり、相手の立場になって 考え行動できるよう指導してまいりました。
・年間目標だけではなく、3ヶ月間の目標を職員全員に達成出来るように目標を作成し毎月の 達成状況を把握し、職員それぞれのレベルに合わせて助言・指導を行いました。

安心して過ごして頂くために

事故防止対策・感染症対策については、引き続き『セーフティーマネジメント』の考え方に基づき 取り組みました。
・ご利用者にあった使用器具・機器の提案・提供を工夫しました。
・ご利用者の生活の質向上のため、職員が自信と誇りをもって対応し、ご利用者もご家族も満足し、 安心して頂ける支援を目標に取り組みました。
・食事箋(食事形態)については、ご利用者の状況にマッチした食事形態での提供がタイムリーに 行えるよう、必要に応じて内容や提供方法を検討しました。管理栄養士、看護師との職種間連携にて 取り組みました。
【感染症対策】
・感染症委員が主体となり、季節ごとの感染症勉強会(6月食中毒、8月C型肝炎、11月ノロウイルスと インフルエンザ)と、感染症蔓延次期を前にした対策会議を行い、職員各々が日頃からスタンダード・ プリコーションを基盤に、感染症に対応できるよう取り組んでまいりました。
9月末より10月上旬にかけて、風邪の流行により最大15名のご利用者に同様の症状がみとめられました。 各職種連携にてエリア分け感染症対応業務に迅速に切り替え、早期に終息することが出来ました。 また1月初めより、ご利用者1名がインフルエンザB型に罹患されましたが、迅速な感染予防対応により、 拡大せず終息しました。
【事故防止対策】
・年間事故報告件数57件。昨年度(80件)と比較して、件数は23件(28.75%)減少。転倒の件数は、 昨年の10件から倍増し、転倒・ずり落ちは昨年の5件から3倍近く増加。6人のご利用者が2度の転倒を されており、今後の日常生活動作の低下から高リスクが続く可能性があります。集計結果から、 歩行される方よりも車椅子を使用される方の報告件数が多く、単独での移乗や立ち上がり時等の 事故リスクの高さがデータとして浮彫になりました。夜間に自力でベッドから車椅子もしくは トイレへの移乗動作中に事故が発生しているケースが多く為、臥床介助後の車椅子の停止位置や ブレーキの確認等を実施し、居室内における行動パターンを想定し、安全に動作が出来るような 環境整備を行う事が重要であると考えられます。
【苦情対応について】
 苦情相談受付総件数は5件で、内訳は、私物の紛失に関するもの3件、環境整備に関するもの1件、 事務処理に関するもの1件でした。(詳細は別紙参照)
私物の紛失の内1件は、ご利用者本人がしまっておられて所在が分からなくなっており、 その場ですぐに対応させて頂けましたが、あとの2件はお名前の記入がなかったこともあり、 調査に時間を要しました。私物をお預かりする際に改めて記名確認を行う必要があると感じます。 環境整備に関する1件については、一歩間違うと重大事故に繋がる可能性があり、ご指摘により ご利用者の個別生活動作機能に合わせた環境整備の大切さに気付かされました。 事務処理に関する1件については、個人情報保護の観点からご家族に転送する書類の中身までは 確認することが出来ず、対応に難しさを感じました。内容まで確認とはいかずとも、郵便物の 発信元は記録しておく必要はあると思います。

稼働率の安定を目指して

・ご利用者の体調管理と事故予防対策に努め、次期入所者検討の効率化に取り組みました。
5月より10月までは97%〜99%で推移しましたが、11月から年末年始以降に渡って、 入所期間の長いご利用者の状態変化が相次ぎ、入院長期者や看取り等での退所者が例年より多く なったことにより、90.3%〜95.2%と低くなってしまいました。

経費節減を目指した取り組み

・エアコンや電灯などの、適正使用と備品の丁寧な取扱いに努めました。
・洗剤等消耗品の適量発注と無駄のない使用を行い、節水を心がけました。
・オムツに関しては、コスト面や吸収量が多く肌触りが良い製品へ変更し、ご利用者に気持ちよく 過ごしていただくように努めました。
・リネン等の効率的な使用を検討し努めました。
 ※別紙2参照(H29年度年間行事報告書 特養・ショートステイ) P.22
 ※別紙3参照(特別養護老人ホーム あじさい園利用状況) P.23
 ※別紙4参照(平成29年度事故状況報告) P.25
 ※別紙5参照(平成29年度 特養 苦情相談対応報告書) P.30

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ショートステイ

法人目標 『ハートフル』について  利用者の皆様が楽しく、落ち着いて過ごして頂ける様な環境を目指し、積極的に コミュニケーションを図り、利用者様の思いや、要望に寄り添えるように努めてまいりました。 毎月の会議でも利用者の思いや要望を話し合い、出来る限り応えられるように話し合い、 取り組んでまいりました。「ハートフル」という言葉に近い環境で過ごして頂けたのではないかと思います。 時には厳しいご指摘もありましたが、それ以上の温かいお言葉も頂き、目標に対しての達成感も あったのではないかと感じています。

サービス提供について

 帰宅困難者や地域の方々などの積極的な受け入れを継続して行う事で、信用、信頼していただけ、 年間を通して安定した稼働率を維持できたと思います。
今後も、バランスよく受け入れを行う事で、皆様に信頼され、満足して頂けるショートステイ であり続けられるように努力していきたいと思います。

事故について

 事故総件数はH29年4月〜H30年3月末まで41件発生しており、外傷発見は11件ありました。
ヒヤリハット総件数はH29年4月〜H30年3月末まで3件の報告がありました。
事故や、ヒヤリハットに対する検証や再発防止策については都度、事故防止委員会を主とし、 検討を行い改善に向けた取り組みをお行いました。また会議でも再度報告し、情報共有を行いました。

感染症について

 今年度は冬季の風邪の流行や、大きな被害にはなりませんでしたが、インフルエンザの発症がありました。 また季節の変わり目等で体調を崩される利用者様や、職員自身の疲労もあり、 体調管理が不十分で欠勤が見られた。
 感染症対策については、前年度よりの取り組みとして行っている入所前の体温測定を送迎時に行い、 異常の早期発見と、園に持ち込まないようにする。また事情により利用を受け入れる際にも、 事前に把握することにより感染の拡大予防に繋がっていると思います。また年間を通じて、 感染症委員を主体として、感染症の勉強会やスタンダード・プリコーションの重要性を職員に 周知徹底を行い、全職員が迅速な初期対応出来る様にスキルアップに努めてまいりました。

苦情・相談について

 苦情・相談受付総件数はH29年4月〜H30年3月で1件でした。
面接時の説明を丁寧に行ってきたことや、こまめにご家族や、ご利用者とコミュニケーションを図り、 要望や訴えにチームとして取り組んできた結果であるとも思います。 又、声に出されない不安や意見についても気配りを行ってまいりました。
 ※別紙6参照(ショートステイ年間利用稼働率) P.32
 ※別紙7参照(平成29年度 ショートステイ事故状況報告書) P.33
 ※別紙8参照(平成29年度 ショートステイ 苦情相談対応報告書) P.34

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医 務 室

平成29年を振り返って

 法人の基本理念、運営理念を念頭におき、H29年度法人目標である「ハートフル」 に取り組ませて頂きました。  ご利用者、ご家族、スタッフに安心して頂けるよう、医務室一同、知識を深め、職員間ミュニケーションをはかり情報交換し、 皆が同じ支援を行えるように努力致しました。医務室は、経験を積み重ねたスタッフが多く、利用者様のサインに気づき対応し、 寄り添い、苦痛を除去し、安心安全に暮らせ、利用者様やスタッフの笑顔が見られるよう努力致しました。
感染症予防について
 委員会を中心に勉強を重ね、予防に努めることにより、園内の感染症蔓延を防ぐことが出来ました。
事故防止対策について
 新規特養入所者の生活行動パターンのアセスメント不足が問題に上がり、協議を重ねて、自分が得た情報を記録に残し、 皆で共有し、事故が起きないよう対応しました。
褥瘡予防について
 看護師、介護士が協力し、定時体位変換、ポジショニング、皮膚状態の観察に加え、管理栄養士による栄養アセスメント を取り入れ、褥瘡の発症を防ぐことができました。
ターミナルケアについて
 今までの経験をもとに、意見を出し合い、最後まで、その人らしく生活できるよう、苦痛を除去し、安全安楽に努め、 家族様の揺れ動く気持ちにも寄り添い、スタッフの精神的、肉体的な不安を相談しやすい環境を整えさせて頂きました。

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歯 科 衛 生 士

 ほぼ全員のご利用者の口腔ケアに直接関わり、他職種へのアドバイス、歯科医師との連携により、 健康な口腔環境を継続できるようチームケアを行いました。う蝕や歯周病への対応だけでなく、生活の質を大きく左右する、 おいしく食べる、楽しくおしゃべりする、口の働きを維持するために大切な唾液を守ることを目標に、嚥下機能を保持するための 口腔リハビリテーション(筋肉トレーニング)を、毎日多職種と連携して行いました。
 また、困難事例とされる、改善のみられない方、本人の意思の確認できない方、拒否により介入できない方、 口臭のある方、口があかない方、認知症によりコミュニケーションの困難な方、服薬による唾液分泌低下の方、 生活習慣病との因果関係、経管栄養の方にも歯科医師、栄養士、看護師、相談員、介護職員と連携をとり、 今年度の目標である「ハートフル」の気持ちを大切に関わり、その人らしく安心してお過ごしただけるよう努めました。 又、他施設、近畿老施協、奈良県老施協等で研修会の発表や講師も務めました。

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デイサービスセンター あじさい園

◇法人目標「ハートフル」について
 デイサービスでは「心」を重視し、利用者様の立場に心を寄せお世話取りをさせて頂きました。 利用者様の気持ちを読み取り、問題点を見出し、より良い生活に導く努力をしてまいりました。職員全員で話し合い、 利用者様一人一人に目を向け、興味を持つことで、解決できた課題も沢山ありました。「温かい心であなたを支えたい」 そんな思いを大切に、安心感ある環境作りにも引き続き取り組んでいきます。また重度のご利用者の受け入れも行い、 職員の意欲、介護技術の向上にも繋がっています。
◇平成29年度は昨年同様、前年度に比べ利用者数は減少しました。前年度年間総利用者数は6770名に比べ今年度は6576名となりました。 ご逝去された方や、長期入院の方も多くなっています。利用者様のニーズによってサービスの選択肢も増えてきました。 その中でお泊りサービスを利用しながらの通所サービス利用も多くなり、不定期でのご利用者も増加しています。 引き続き、各居宅介護支援事業所、包括支援センター等と連携を図り、あじさい園デイサービスならではの特色を生かし、 発信していきたいと考えています。
◇事故報告
  事故:8件  ヒヤリハット:1件
 車のドアでの指つめは続けて2件ありました。両方とも職員の不注意によるものでした。車両による事故は2件あり、 1件は家屋の鉄柱を破損する事故となりました。他転倒が3件、機械浴ベルトに皮膚を挟む事故が1件ありました。  大きな怪我等には至らなかったものの、一歩間違えればという事故もありました。
日頃の様子を観察し、利用者様の状態をしっかり把握することで今後も事故のないよう努めたいと思います。
◇利用者様アンケート結果(回答者39名)別紙参照
 ※別紙9参照(平成29年度行事報告 デイサービス) P.35
 ※別紙10参照(29年度 デイサービス 利用者総合計・平均・稼働率) P.36
 ※別紙11参照(29年度 デイサービスアンケート調査) P.37

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居宅支援事業所 あじさい園

 法人目標「ハートフルについて
 ご本人、ご家族の在宅生活を支援していく立場である私たちの居宅介護支援事業所にとって今年度の法人目標である 「ハートフル」については、先ずご本人、ご家族の望む生活意向を確認し相手の発すること、現状の置かれている問題課題に耳を傾け、 常に心に寄り添い、相手の立場に立った支援をしていくことを大切にしてきました。
 時にはご本人、ご家族との意向が相違し何度も話し合い確認したこともありましたが人生の先輩でもあるご利用者のことを思いやり、 温かい気持ちで接することを忘れずに相談支援対応をしてきました。これからも住み慣れた地域でご本人、 ご家族の望む在宅生活が行えるように支援していきます。
平成29年度を振り返って
 今年度の居宅件数は766件で月平均63.8件でした。(予防含めると771件)
昨年度は828件で昨年度に比べて62件減少しています。(予防含めず)
新規ケースの場合でも退院して間もなく再び入院になるケース、急な体調変化で早期に医療を必要とするケース、 施設入所を余儀なくされるケース、虐待相談ケースや何度も訪問し相談調整を必要とするケース、病院入院してもすぐに退院、 在宅復帰しサービスに繋げるケースも多く、医療機関、各サービス事業所、家族間との必要なサービス調整を図り、 一人ひとり時間をかけ対応しないといけない事例が数多く増えたように感じます。
 平成30年1月からは要支援者の支援対応もしていけるようにと予防支援委託契約を取り交わし2月より介護予防支援も 担当させていただいております。


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ケアハウス あじさい園

法人目標 「ハートフル」について 職員一人ひとりが、心を込めた温もりのある介護が出来ていたでしょうか? 思いやりと笑顔で対応できていましたか? まず、1日のスタートは「挨拶」です。 入居者の皆さん、ご家族、お客様、他事業所の職員さん、すれ違う職員さん、すべての方たちに明るく笑顔で 「おはようございます」「皆さんお変わりありませんか?」「よろしくお願いします」「お疲れさまです」 と挨拶を励行しました。
 又、夕食後、お部屋に戻られる際、入居者さん一人ひとりに「気を付けて帰ってくださいね」「ゆっくり休んで下さいね」 「又、明日ね」と大きな声で優しく声かけしています。すると皆さん笑顔で言葉を返してくれます。 一日を無事快く終えられる事に、ホットする瞬間を感じることが出来ました。
職員は入居者一人ひとりの訴えに耳を傾け、思いをくみ取り優しく声かけし、個々人に合った対応をしました。
入居者の皆さんに心穏やかに安心してお過ごし頂けるよう、これからも職員全員が心のこもった温もりのある 介護に努めてまいります。
平成29年度を振り返って
今年度の入居者状況は、新入居者5名、退居者6名で、月平均入居者は、24.5 名でした。また、平均年齢90.1歳、平均介護度は1.39でした。
退居者6名の内、3名の方は入院先でお亡くなりになられました。
その内の一人は、在籍期間が最も長かった方で、入居者の中には、「自分が入居した時には、あの方に大変お世話になった。」 と、職員だけでなく、入居者の皆さんも、大変ショックを受けておられました。家族様からも 「本当に長い間、お世話になりありがとうございました。感謝しています。」とメッセージをいただきました。
今年度入居された方、5名の内、4名が90歳以上の方で、男性4名、女性1名でした。その内の男性の方は、 両耳難聴で筆談でないと意志疎通が図れなく、とても心配していましたが、日常生活上の事はゼスチャーで 通じるようになり安心しています。
感染症については、皆さまの協力のおかげで、誰一人インフルエンザに感染された方はおられませんでした。 日々のレクリエーションについては、毎月の定期行事以外に、随時プリントや壁画作りの工作、のこのこ教室でのテレビ体操、 ミュージックケアと、皆さん楽しく参加して下さり、心地良く体を動かす事で、心身共に活性 化を図る事が出来ました。
 又、皆さまが快適にお過ごし頂けるようにと、食堂の椅子を座り心地の良い椅子 に入れ替え、さらに、汚れや傷みがはげしかったベランダの防水改修工事をし、環境整備をしました。これからも、 皆さんが健康にお過ごし頂けますよう、職員も新体制で取り組んでまいります。
 ※別紙12参照(平成29年度年間行事報告 ケアハウス) P.38
 ※別紙13参照(ケアハウス入居者の状況) P.39

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グループホーム 

法人目標 「ハートフル」について
 直訳すると「心が温かい、心がこもっている」という意味があります。私たちが認知症のご利用者のお世話をさせて頂くにあたり、 専門知識を学び、資格の取得、介護技術の向上によるスキルアップは当然必要であります。 しかし、何より大切なのは、相手を思いやり、気づかう「やさしい心」なのではないかと認識いたしました。長い人生を経て、 当園にお越しいただいたご利用者と出会えたのも何かの縁、このご縁に感謝し愛のある真心のこもったお世話をさせていただきました。 また、職員同士でも「ハートフル」。相手を思いやる、気づかうことによりそこには連携の絆が強化され、働きやすい職場を作り出し、 それはご利用者の生活の質の向上、居心地の良さ、あじさい園に来てよかったと感じていただけたと思います。
平成29年度を振り返って
〇運営推進会議について
 2ヶ月に一度第2火曜日に開催しております。ご利用者の方々の生活や活動内容などを報告させていただき、 東部地域包括支援センターとも連携し、「認知症、口腔ケア」等の研修会も開き、毎回さまざまなご意見が飛び交う有意義な 会議となっています。地域の方やご家族との連携を大切にし、これからも開かれたサービスを目指してまいります。
〇口腔ケアについて
 週に一度の歯科衛生士における口腔ケアの時には、利用者様の口腔内の状態を相談、報告し、指導を受け、一人ひとりに 合わせた口腔ケアを提供できるよう努めました。また、口腔ケアについての研修に参加し、運営推進会議の研修に積極的に 取り入れることで、口腔ケアについての知識を深めることができたのではないかと思います。
〇職員の資質向上において
 今年度も職員一人ひとりの資質を向上すべく、県社会福祉協議会の研修をはじめ様々な講座に参加しました。 自らこの研修に参加したいと、向上心がある職員もおり、職員の専門性の強化や実践力につなげることができました。
※別紙14参照(グループホーム 入居状況・行事運営) P.40

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管理栄養士・調理師

法人目標 「ハートフル」について
 「食」というものが食事をするご利用者に優しい気持ちや豊かな心を持ってもらうことに影響するということは 調理従事者が常に心掛けていないといけないことです。
 また、ご利用者が笑顔で安心して生活していただくためには私たち自身が笑顔で支援することだと思います。 ご利用者と接することは少ないかもしれませんが、心のこもった食事を提供することがご利用者とのつながりだと思い、 日々の食事提供に努めました。これからもご利用者の笑顔を思い浮かべながら、毎食、心のこもった食事提供に努めていきたいです。
平成29年度を振り返って
・食事提供について
 ご利用者に「食べる喜び」を存分に満喫していただけるよう、心を込めて献立と調理に取り組みました。 「温かいものは温かく、冷たいものは冷たく」という基本的な食事提供を可能な限り行いました。
 ご利用者の健康な生活を維持するために栄養士の管理のもと、一人ひとりの状態に合わせた食事形態で提供し、 食事摂取不良の方や看取り対応の方には摂取可能な食事内容や食材の検討を行い、多職種協同で取り組みました。
 毎月の給食会議で各部署から出された意見・要望・苦情などに対して、厨房会議で対応策の検討を行い、改善に努めました。
・安全な食事、衛生管理について
 一年を通して、感染源の侵入を防ぎ、食中毒の予防に努め、安全かつ安心な食事を提供することができました。 調理従事者として体調管理も仕事として捉え、日々管理に努めましたが、表面的な食中毒等や事故報告はなくとも、 異物混入などのヒヤリハット報告がありました。今まで以上に発生件数の削減に努め、より安全安心な食事提供を 行わなければならないと実感しています。また、ヒヤリハットや事故の報告があれば、厨房内で調査・検証し、 給食会議にて各部署にフィードバックする体制を継続しました。
 災害時の備蓄飲料水を今までより長期保存可能なものを取り入れ、非常食管理を行いやすくしました。

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ニコニコタクシー(介護輸送サービス)

 利用者様、お一人おひとりに安心してご利用いただけるようご利用者の尊厳を守り、お気持ちに寄り添い、 笑顔での挨拶、優しい言葉遣い、敬語の徹底と接遇に気を付け、『ハートフル』を念頭に、サービスの提供に努めさせていただきました。 移動サービスの提供のみならず、介護支援専門員、介護職、医療機関、看護師等多職種と連携をとり、  安心安全な生活を送って頂けるよう心がけました。
安全運転に心がけ、今年度も事故の無いサービスの提供が行えました。急なご依頼に対しても柔軟に対応いたしました。 ご利用者・ご家族・地域の皆さまや関係機関との信頼関係の継続や構築に力を注ぎ、ハートフルな対応を常に心がけました。 これからも地域の足となり、利用者の皆さまが地域で安心してお暮し頂けるよう、安全第一を心に刻み、 利用者様との信頼関係を築いてまいります。

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訪問看護ステーションいちご

《 法人目標 「ハートフル」について 29年度を振り返って》
心に思っていることは、言葉に現れ、態度に出ます。訪問看護をさせて頂くうえ で大事なことは、利用者様の心に寄り添うことです。そのうえで、一人ひとり に合った自立支援をさせて頂くことが大切と考えます。
在宅における看取りについて
・住み慣れた地域で、最後まで安心して生活を送っていただけるよう、適切な判断に基づいたケアとアドバイスで、 24時間365日連絡体制をとらせていただき、主治医・担当ケアマネージャーと連携を図り、ご利用者・ご家族の支援を させていただきました。
療養生活の相談と支援
・食事、運動、排泄、口腔ケアなど様々な相談、助言を行い、健康状態の維持・改善を図ると共に生活のリズムを 整えられるよう支援しました。
家族支援
・ご家族、主介護者の心身の健康状態、介護状況も把握させて頂き、介護方法、介護予防など様々なご相談にも対応させて頂き、 他職種と連携し家族の介護負担を軽減し、より良い家族関係が保たれるよう支援させて頂きました。
グループホームの相談・支援
・グループホームの入所者様の健康状態の把握と職員への的確・適切なアドバイスが統一出来るように致しました。
・常に主治医、担当ケアマネなどの他職種との連携協力に努め迅速な対応を心がけました。
・グループホーム職員との信頼関係を構築し何でも相談できる体制を整えました。
その他
・今年より、精神科訪問も加わりました。より一層専門的な知識の習得に努め、精神科疾患を持つ利用者様の 自立支援・社会復帰への支援に努力させて頂きました。
・外部研修、施設内研修にも積極的に参加し、新しい情報の収集と専門性知識を高める努力をしました。
また、同伴訪問することにより、お互いの技術、知識を再確認し合い訪問看護の質を高める努力をさせて頂きました。
・訪問看護は、利用者様の在宅という療養場所で自分らしい生活を継続できるよう看護ケアに努めております。 そのため、訪問看護提供において、利用者様のお気持ちやご意思に寄り添うことは、信頼関係を構築していく上で とても重要になります。「ハートフル」は、身体面や疾患だけに目を向けるだけでなく気持ちと気持ちを通わせ、 目線を低く、目と目を合わせ、温もりを感じあわせることにより、利用者様の人生に関わらさせて頂いているということを 忘れてはいけないことを再確認することができました。
・利用者様自身が、安全・安心して生活が送れるように自立支援を中心に看護ケアにあたらせていただき、 お一人おひとりの疾病や身体活動にあわせたケア内容を努めさせて頂くことができました。利用者様のお気持ちや ご意思を尊重させていただく上で、十分な情報を得ることが必要であり今後も各専門職間の連携・協働のネットワークに 繋げていけるよう今後も強めていきたいと思います。グループホームの訪問は、利用者様の健康管理、職員からの相談や ケアアドバイス、精神面へのフォローを中心に行っています。 今後スタッフのケア技術が向上して、お一人おひとり利用者様の充実した支援を行っていけるよう、専門的な知識や技術と 正確な判断が出来き、日々一層の努力をして行きたいと思います。
 ※別紙15参照(平成29年度月別・訪問時間別・訪問件数) P.41

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奈良市東部地域包括支援センター

法人目標 「ハートフル」について
 相手の心が温かくなる 心のこもった支援がさりげなくできる専門職でなければならないと日々感じています。 包括支援センターは電話での初期相談が多く、相談者が不安でもあるため、電話の向こう側の相手の様子を優しく 丁寧に確認する様 心がけてきました。
事務的にならない様、一歩寄り添った支援を意識づけ、独居の気になる方は訪問し、入院中の方は定期的に面会に赴くなど、 出来る限り心がつながる様に取り組んできました。
地域の高齢者に対しても、尊敬の念を持ち続け、ご本人が穏やかに日常を過ごせる様、私たちが なにげない社会資源と なれる様努力してきました。これからも高齢者だけでなく地域に対しての強みや課題を探求しながら、 住民の方々とも信頼関係を築き、支援者側からだけでなく住民の方々お互いが心のこもった助け合いができる 地域づくりの原動力になれる様 努力していきたいと思います。
○総合相談業務について
 介護申請相談が例年通り多く、認知症相談においては、ご家族、親戚などの個別相談が多くかった様に思います。 困難ケース等は「奈良市 認知症初期集中支援チーム」に依頼し同行訪問しながら対応してきました。水門町にオープンした 「オレンジカフェ」では相談会を開き、ゆっくり相談を聞かせて頂いたり、認知症サポーター養成講座も開催し、 相談に来られる方々の立場、心情に添った対応を心がけてきました。 
 地域からの困難事例相談では、知的、精神障害者に関する事柄も多く 駐在所、自治会、障害福祉課、障害者施設等など を含めた地域ケア会議を開催し、一時的な施設利用、入院等を経過し、他職種により最適な対応を検討出来た様に思います。 また、病院のMSWや診療所、駐在所、保健センター、行政センター.民生委員の方々とも、今まで以上に顔の見える関係も出来て、 独居の高齢者支援や様々なケースを気軽に相談して下さったように思います。
○地域とのネットワーク構築について
 例年同様4月の柳生桜祭りに始まり、都祁夏祭り、敬老会、各福祉センター行事等に参加し住民の方々と身近に関わることで 包括支援センターの啓発に繋げてきました。都祁福祉センター行事においては、「消費者被害予防劇」のキャストに参加する ことでさらに住民の方々に溶け込み繋がりも出来たように思います。各地域の総会に講話を依頼されることもあり 「健康講座」により体力維持向上等を促進してきました。また、民生委員、民生委員OBと地域サロンについて相談し、 既存のサロンに参加の上、存続と内容について検討させて頂いています。地域住民の協力を頂き、新しい内容に導入しようと 試みたり、住民どうしの関係性を確認しつつ、民生委員定例会で報告し最適な方向を一緒に考えています。 介護保険の前段階としてのサロン活動について、住民と連携をとる機会も増え、互助組織の構築にむけて少しづつ進んでいる 様に思います。
○権利擁護業務において
高齢者虐待防止及び対応について
 今年度、虐待通報が4ケースあり(昨年度からの継続も含む)、虐待ありが3ケースで全て終結となりました。 相談は延べ74件。虐待なしのケースでも事業所、警察、民生委員、社協等と連携して経過観察と随時相談に対応してきました。 東部包括圏域の介護サービス事業所職員に虐待対応研修(講義とグループワーク)を開催し25名の参加者がありました。
奈良市13包括と長寿福祉課、福祉政策課と共催し、奈良市内介護サービス事業所職員に同様の研修を開催し95名の参加者が ありました。今後も、奈良、天理、宇陀警察、駐在所、診療所、保健センター、サービス事業所等とも連携し、早期発見、 見守りに努めていきます。民生委員定例会や予防教室にて、虐待ネットワークの説明を行い、出来る限り理解しやすい様に 伝えていきます。また通報シート、事実確認票を使用し、マニュアルに基づいた介入を確認しながら支援を適切に行い、 居宅に対しても連携し気になる利用者については早期に訪問等状況確認を行います。今後も要望があれば東部エリアに関わる 関係者に向けて虐待対応研修を開催して虐待防止ネットワークを構築していきます。
○消費者被害の予防について
 駐在所からの住民向けの啓発チラシ、奈良県警からのナポくんメールを必要に応じて、各民生委員定例会や介護教室等にて、 啓発を行いました。 サービス事業所、警察、自治会、民生委員、社協等と情報共有し、各民生委員定例会や介護教室等にて、啓発を行いました。 悪徳業者が金品の買い取りに、他府県から車で自宅訪問する場合もあり、見知らぬ大阪ナンバー等が、脇道に駐車場している 場合はすぐに、ナンバーを控え、駐在所に連絡し確認して頂く様にしています。前年度は介護支援専門員からも不審車の連絡があり、 高齢者施設の職員の地域における消費者被害に対する意識も変わってきている様に感じています。 また、担当高齢者に詐欺電話が掛かった時は、消費生活センターに報告し、他の詐欺情報も聞き、社協、 居宅等関係機関に連絡し防止に努めています。
○包括的、継続的ケアマネージメントの環境整備
 例年同様、介護支援専門員のネットワーク会議(7月、2月)を開催し、内容としては、社会福祉士講師による高齢者 虐待対応とグループワーク、精神科認定看護師の講義とグループワークを行いました。事例検討会を行い事例を通じて グループで意見を交わし、様々な考え方、支援の方針の違い等、実践に役立つ検討会となりました。 東部地区は介護支援専門員が15名程度で、顔の見える良い関係性が出来ていると感じています。また今年度も、 地域密着型サービスとなった各デイサービスの運営推進会議に参加し、総合事業の方向性とも合わせて議論しています。 デイサービスの運営のことを考えると、やはり月1回サロン開催も視野に入れ、地域の特性に合わし、地域ケア推進会議と 連動する要素があると考えられます。運営推進会議は、地域の代表者が参加される会議でもあり、地域力を借りながら 運営主体とも一緒にサロン等の地域貢献を考えていければと思います。
医療と介護の連携では、10月に田原公民館にて「東部地域 医療介護連携会議」を開催し東部地区の診療所の医師5名、 歯科医師1名、薬剤師4名と事業所職員の合わせて45名が参加さしました。また、市役所、医師会とともに東ブロック 包括が中心となって、「奈良市地域包括ケア市民フォーラム」をはぐくみセンターで開催し、 スタッフ含め約200名の参加がありました。
○介護予防普及啓発について
 保健師を中心に地域の会合等で介護予防の普及に関する啓発活動を実施してきました。
「柳生地区万年青年クラブ役員会60人」 「天理祝徳公民館高齢者学級 住民30人」
「狭川地区万年青年クラブ会員20人」 「都祁馬場町いきいきサロン会員18人」
「柳生地区万年青年クラブ会員50人」 「狭川町万年青年クラブ・いきいき会20人」
「コスモスの里サロン 会員15人」 「狭川町万年青年クラブ・いきいき会20人」
「杣ノ川和老会 会員22人」 「下深川町ふれあいサロン 会員20人」
○地域ケア会議について
 今年度は、地域ケア会議を合計15回 開催させて頂きました。
個別会議(12回)においては、地域住民、民生委員が、実際にその時々に困っているケースが多く、 精神、知的障害の疑いのある方の支援会議も行いました。そのため、駐在所、障害福祉課、保護課、障害施設等の参加協力もあり、 ご本人、地域にとっても今後に繋がる有意義な会議となりました。
地域サロンを目指す、地域ケア推進会議(3回)としては、日程調整がつかずあまり多く開催が出来ませんでしたが、 都祁社協や、地区社協が主催する会議に参加させて頂き、地域課題を検討する事もありました。
各連合会長にも参加依頼し、地域の事情を教えて頂いたり地域ケア会議の必要性を理解して頂くことにおいてもとても 良かったように思います。今後も民生委員定例会に連合会長も同席して頂き定期開催できればと考えています。 さらに診療所Dr、駐在所、居宅にも会議出席を依頼し、習慣として住民の方々と多職種で「地域を考える会議」 に進展している様 関係性を深めていきたいと思います。

オレンジカフェ すいもん

 社会福祉法人晃宝会の地域貢献事業として、初めて取り組みました認知症カフェすいもんの一年を振り返ると、 毎日試行錯誤の連続でした。大勢のボランティアの皆さま、地域の皆さま、行政の方々、奈良市地域包括支援センター専門職の方々、 介護支援専門員、訪問看護スタッフ、音楽療法、体操教室、三味線、田原新鮮野菜販売の方々、施設関係者の方々とご一緒に コンサート、教室、研修会、会議など多数開催しました。本当にたくさんの方々のお陰で、賑やかに、和やかに、 生き生きと穏やかに、楽しく過ごすことができました。観光客や一般の方の来客もあり、認知症カフェへの理解を深めて いただけたのではないでしょうか。オレンジカフェすいもんを大切に守りたいという思いが強まりました。
 又、パティシエ手作りのケーキも大好評で、リピーターも多く、そこからも楽しいご縁が広がりました。 現在の週2日(火・金)の営業〔月平均利用者数(直近6ヶ月):約130名〕を週3日(火・水・金)の営業になれば、 さらにご利用者や職員の皆さまにも利用いただきやすいのではないかと思います。

特別養護老人ホーム あじさい園宝

法人目標 『ハートフル』を受けて
 開園3年目の今年度は、介護職、医療職、栄養食、事務職、それぞれが自分の仕事に責任をもって取り組み、 知識と技術の向上に努めるとともに、基本理念や運営理念をいつも心にとめ、ご利用者の気持ちに寄り添った サービスを提供することで、安心して穏やかな生活を送っていただけるような施設運営を行ってまいりました。
 法人目標の『ハートフル』は、福祉に携わる私たちにとって、とても大切な考えであると思います。 それは、福祉という仕事は人と人との繋がりの上に成り立っているからです。あじさい園 宝では、各部署のスタッフが、 それぞれの専門職の立場から、ハートフルを形にできるよう、日々の業務に意識的に取り組むことができた一年となりました。 具体的には、利用者様と職員の間のハートフル、共に働く職員間のハートフル、地域の方々やボランティアの先生方との間の ハートフルです。
 まず、利用者様と職員間のハートフルは、気持ちに寄り添った介護、利用者様ファーストの介護を行うに当たり、 なくてはならないものです。マニュアルに沿った丁寧な介護は基本ですが、利用者様にとって身近な職員は家族のような 存在にもなり得ます。施設内で、ご自分らしい生活を続けていただくためには、職員とご利用者がコミュニケーションをしっかりと図り、 相手の気持ちを読み取る力が必要であるのと、同時に多くのことに携わらなければならない日々の業務に追われ、 職員都合で介護を進めてしまうのではなく、常に相手が今何を望んでいるのかを考えて行動できれば、心と心の繋がりが生まれ、 信頼関係がより深まります。毎日の生活の中で感じる、心と身体の変化を、信頼できる職員にいつでも相談できる環境を整えることで、 より細かなサービスの提供、個別ケアの実現にも繋がるのと考えます。
 職員間のハートフルについては、開園して3年が経過し、ようやく見えてきたテーマでもあります。利用者様へのサービス提供に当たり、 これまで職員一人ひとりが個々に仕事に取り組んできたという印象がありました。今年度は、職員会議やユニット会議をより充実させ、 仕事に対する互いの考え方を知ることで、利用者様により良い介護サービスを提供するにはどうすればよいかを考えることができました。 介護の仕事はチームワークが非常に大切で、自分の持ち場だけでなく、できることは快く協力して行う姿勢が相手に伝わることで、 仕事の能率が上がり、結果として質の高いサービスの提供に繋がりました。当園では、職歴も経験も異なるさまざまな年齢の職員が 勤務しています。体力に自信がある若手職員もいれば、記録やレクリエーションに自身がある年配の職員もいます。 お互いに長所を伸ばし、短所を補い合える職員同士の絆こそがハートフルであり、職員一丸となって施設運営を行う土台となりました。
 地域の方々やボランティアの先生方との間のハートフルについては、開園初年度より積み重ねてきたことの一つであり、 昨年度も新しい出会いの機会をたくさんいただきました。フラダンスの慰問では、ハワイの風を届けていただき、 ご利用者も一緒にダンスを楽しまれました。桂あおば氏の落語公演では、当園を慰問いただいた後も、 奈良県文化会館や音声館での公演にご招待していただき、利用者様とご家族が一緒にお出かけされました。 のこのこ喫茶では、ボランティアの先生による本格的なお抹茶の提供を行い、普段はなかなか飲むことがない喫茶メニューを、 ご自身で選んで楽しんでいただきました。どの行事や慰問も、一度で終わることなく御縁が続いていることがとても嬉しく、 まさにハートフルだと実感しております。自治会と共同で行う防災講習では、南肘塚町という地域で実際に災害に見舞われた際に、 あじさい園 宝が地域で果たす役割を再認識いたしました。地域の方々にいつでも安心して来園していただける施設であるためにも、 運営推進会議や会議室の開放、ラジオ体操などの交流をより一層深めてまいります。来年度は、自治会の方々と当園の利用者様が共に 参加するサロンの開催が予定され、ますます身近なあじさい園 宝となれるよう、職員一同心を一つにしていきたいです。
 栄養士、調理師の取り組みとして、今年度は新たにソフト食が導入されました。今まで超刻み食やペースト食対応であった利用者様 からは、味や見た目の良い食事を望む声が聞かれ、職員からも誤嚥リスクの低い安全な食事形態を求める意見が多くありました。 そこで、栄養士、調理師、看護師、介護職員が連携してソフト食の導入から、提供までを行い、食事形態が増えたことで、 今まで刻み食やペースト食対応であった利用者様にも、味や見た目に満足し、安全でおいしいお食事を召し上がっていただけるよう になりました。今後はさらに盛り付けや色合いを工夫し、より味も見た目も良いソフト食の提供を目指します。それ以外にも、 季節に合わせた果物やおやつの提供、手作りおやつの回数も増やし、食べる楽しみを感じていただける工夫しました。 来年度は、嗜好調査をもとに、利用者様のリクエスト献立や選択食を行いたいです。
 事故防止対策といたしましては、転倒事故と外傷の防止が課題です。利用者様の残存能力を活かして、自立度高く生活できるよう 支援させていただくのですが、自力で歩行されている利用者様の中にも下肢筋力の低下が進んでいる方がおられます。 特に立ち上がりの際の見守りや声掛けには十分に配慮していきたいと思います。個室での夜間の過ごし方にも目配りが必要です。 園内や敷地内のお散歩や体操教室などのリハビリテーションで、筋力の低下を防ぎ、事故防止につながるようにと考えます。 外傷報告については、限られた方に多くみられました。もともと皮膚が脆弱で、一度傷ができてしまうと治りにくく、 その間に二次的な外傷を引き起こしているケースが多かったです。また、内服薬の影響で外傷が起きやすい方もおられますので、 医学的な知識をもって介護に当たる必要があります。入院された利用者様の退院後は、下肢筋力の低下が著しく進行している場合や、 拘縮が悪化している場合が多く見られます。園内の生活に戻られて体力が回復された後の自発的な歩行に対する見守りや介助への アプローチ方法は、職員間で知識や情報を交換し、他職種が連携して事故を減らせる介護を実践しまいります。 感染症防止対策といたしましては、今年度インフルエンザ感染の拡大は認めず、その他の感染症の園内流行もありませんでした。 引き続き看護師を中心に利用者様の健康管理をしっかり行うとともに、感染源を持ち込まないよう、初期対応を徹底してまいりました。 また、職員も自分の仕事に責任をもって日頃の体調管理に注意を払うよう指導し、万全の状態で勤務に当たれるよう心がけました。 来年度は、感染症防止対策委員会を中心として、研修の機会をさらに増やし、医療的な知識を深め、実践できるよう努めます。
 苦情対応については、今年度、利用者様やご家族から職員の接遇に関するご意見を多くいただきました。 また、職員の喫煙態度に関するご指摘もありました。当園では敷地内終日全面禁煙ですが、喫煙所での喫煙についても、 ご家族や地域の方々の目に触れる場所であるため、休憩時間に節度をもって喫煙するよう再度周知徹底いたしました。 衣服や髪の匂いは利用者様に不快な印象を与えることも多く、サービスを提供する職業にふさわしい清潔感を大切にした 節度ある身だしなみを心がけてまいります。
 開園4年目の来年度は、これまでに考え、実践してきたことをさらに発展させ、皆様に必要としていただける施設で有り 続けられるよう、努力してまいります。

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ショートステイ あじさい園宝

 あたたかい心と心でつながりたいという思いのもと、随時年間を通じて利用のご相談を受け、新規利用を増やしてきました。 人員的な課題もあり稼働率は目標には及びませんでしたが、施設近くの方からのお問い合わせ、ご相談を沢山いただきました。 短期入所生活介護のニーズは、短期間施設を利用したい方から入居を前提に利用される方まで様々です。 要支援の方から要介護5、近郊の方はもとよりあじさい園周辺の中山間地域からもご利用いただきました。 ユニット型特養併設の短期入所生活介護の特徴である、プライバシーに配慮された居住空間で、短期間であっても、 利用者様に応じた食事と入浴、安心安全な介護のサービスの提供を目指し、また利用したいと思っていただけるよう 創意工夫を行いました。特養入居者様と同様に音楽療法など施設行事にもご参加いただき、施設で過ごす時間を少しでも 楽しんでいただけるように配慮した結果、定期利用に移行した方も増え、利用者様ご本人やご家族からお喜びの声もいただきました。 あたたかい心での職員のおもてなしが、概ね好評につながったのではと思います。
 あじさい園宝短期入所生活介護が本格的に稼働し始めて一年、短期入所生活介護から特養入所に至る方も増える中、 居宅介護支援事業所・地域包括支援センター等とも連携し、その人らしさを大切にし、個々のニーズに応じられる サービス提供に努めることで地域包括ケアの一翼を担っていきたいと思います。 来年度は稼働率アップを最優先課題として取り組みます。
 ※別紙16参照(平成29年度 行事報告 あじさい園宝) P.42
 ※別紙17参照(特別養護老人ホームあじさい園宝 入居状況) P.43
 ※別紙18参照(事故報告書) P.45
 ※別紙19参照(平成29年度 あじさい園宝 苦情相談対応報告書) P.47